特集 膠原病肺—呼吸器内科とリウマチ膠原病内科,見えている景色はどう違うか?
Ⅱ.各論
[A.関節リウマチ]
関節リウマチ—呼吸器内科医の視点から(2)—特に肺合併症について
山野 泰彦
1
1公立陶生病院呼吸器アレルギー疾患内科
キーワード:
iBALT
,
気管支拡張症
,
間質性肺疾患
Keyword:
iBALT
,
気管支拡張症
,
間質性肺疾患
pp.48-55
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200706
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POINT
●肺疾患合併の存在は,合併症や予後,RA治療とも関わるため,肺病変の存在を早期に認識することがまず重要である.
●RAに伴う肺疾患の代表は気管支拡張症,間質性肺疾患であり,自己抗体陽性や,RA自体の疾患活動性との関与が示唆されている.
●肺感染症は悪性渦巻モデルで示唆されるように,肺病変の進行にも関与しうる.ただし感染症のある患者でも疾患活動性の制御の重要性が示唆されており,リスクを鑑みながら疾患活動性の制御を目指す姿勢が重要である.
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