特集 COPD—実地診療にガイドラインをどう活かすか
Ⅰ.COPD実地診療にガイドラインをどう活かすか
全身併存症の管理
寺本 信嗣
1
1東京医科大学八王子医療センター呼吸器内科
キーワード:
慢性閉塞性肺疾患
,
胃食道逆流症
,
嚥下障害
,
睡眠時無呼吸
,
貧血
,
COPD
,
GERD
,
dysphagia
,
SAS
,
anemia
Keyword:
慢性閉塞性肺疾患
,
胃食道逆流症
,
嚥下障害
,
睡眠時無呼吸
,
貧血
,
COPD
,
GERD
,
dysphagia
,
SAS
,
anemia
pp.249-254
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200645
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POINT
●COPDは全身性の併存症(併存症)と肺固有の合併症(合併症)を有し,その適切な管理が健康寿命の延伸に寄与する.
●COPDは,全身炎症性疾患の側面をもち,フレイル,サルコペニア,栄養障害,骨格筋機能障害,心・血管疾患,胃食道逆流症,骨粗鬆症,不安・抑うつ,糖尿病,貧血などの併存症が高頻度にみられる.
●併存症の適切な管理が,COPD自体の急性増悪頻度,生活の質(QOL)の改善,予後の改善に寄与すると考えられる.
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