Japanese
English
特集 脳のシンポジウム
主題:生体の情報処理
視覚と情報処理
Mechanism of Visual Infcrmation
本川 弘一
1
Koiti Motokawa
1
1東北大学
1Tohoku University
pp.569-573
発行日 1967年10月25日
Published Date 1967/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431906423
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I.緒言
視覚は人間で最も発達した知覚系であるから,その情報処理機構を明らかにすることは少なくとも三つの意味で重要である。1)人間を理解するために。2)人間と機械の接触を円滑にし,能率を増進するために(人間工学的に)。3)広くその原理を応用するために。1)の目的のためには網膜や視神経などについて非常に多くの研究がなされているが,それらの業績から2)または3)の目的に利用しようとすると従来の研究は間隙だらけである。やはり,その目的にふさわしい特別の研究がなされなければならない。今日は主としてその方面の研究について申し上げたい。
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