Japanese
English
特集 いたみ
関節痛
Arthralgia
佐々木 智也
1
Satoshi Sasaki
1
1東京大学医学部物療内科
1Department of Physical Therapy and Medicine, Faculty of Medicine, Tokyo University
pp.112-118
発行日 1967年3月25日
Published Date 1967/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904393
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I.はじめに
関節痛はきわめて発現しやすい症状である。関節内または関節周囲組織に主病変の存在する疾患群に関節痛が認められるのはもちろんであるが,全身性の感染症,有熱疾患,代謝病,内分泌疾患,アレルギー性疾患などの経過中に関節痛を訴えることはまれではなく,発熱,頭痛,倦怠感などと同様にありふれた身体反応と考えてよい。したがつて,関節痛がある場合ただちに関節疾患と関連を持たせて考えるのは誤りである。
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