特集 肝脳疾患・Ⅰ
肝脳症候群の治療
高橋 忠雄
1
,
永野 允
1
1東京慈恵会医科大学高橋内科
pp.327-338
発行日 1959年1月20日
Published Date 1959/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901677
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肝脳症候群として一般に解釈されるものに,肝不全をベースとして,その代謝異常で引き起される肝性昏睡Hepato-systemic EncephalopathyとWilsonの云うHepato-lenticular Degenerationとが含まれる。
このうちWilson氏病は,銅代謝の生化学的研究の進歩により,その病因も漸次明らかにされつつあり,その治療も,BAL,Penicillamineが応用されるようになつて来ている
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