特集 “消去法”で考え直す「抗菌薬選択」のセオリー—広域に考え、狭域に始める
【抗菌薬選択クイズⅠ】“消去法”で絞り込む抗菌薬選択
❼眼科感染症
佐々木 香る
1
1関西医科大学附属病院 眼科
キーワード:
結膜充血
,
眼脂
,
結膜炎
,
眼瞼炎
,
眼窩蜂窩織炎
Keyword:
結膜充血
,
眼脂
,
結膜炎
,
眼瞼炎
,
眼窩蜂窩織炎
pp.804-807
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204360
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
眼科感染症における抗菌薬適正使用として、主として「点眼剤」の使い方を取り上げる。点眼剤の種類は少なく、本邦では極端にフルオロキノロン系薬の使用に偏っている。そのため結膜囊常在菌は、すでに高度に「フルオロキノロン耐性」を獲得している。
本稿では、「結膜充血」にプライマリ・ケア医としてどのように対応すべきか、初期治療における抗菌薬の要否をどのように考えるか、そして何を選択するか、またどのような場合に眼科受診を検討するかについて述べる。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.