特集 AI時代の医師のクリニカル・スキル—君は生き延びることができるか?
【コラム】
❹「オンライン診療」の普及によって医療のかたちはどう変わるか?
野村 章洋
1,2
1金沢大学附属病院 先端医療開発センター
2一般社団法人CureApp Institute
キーワード:
遠隔医療
,
オンライン診療
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
モノのインターネット
,
IoT
,
個人健康情報
,
PHR
Keyword:
遠隔医療
,
オンライン診療
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
モノのインターネット
,
IoT
,
個人健康情報
,
PHR
pp.355-357
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203646
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コロナ禍のオンライン診療
約2年前に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、対面診療を原則とする医療サービスの概念の修正を余儀なくされた。日本政府も有事の特例としてオンライン診療におけるさまざまな規制を緩和し、少なくとも電話や情報通信機器を用いた診療に対応可能な医療機関の数は大幅に増加した。結果、これまで遠隔医療とは無縁だった多くの医療関係者を巻き込みながら、慢性疾患患者への電話診察からの処方箋の送付、あるいは初診から遠隔での発熱患者等の診察が行われ、その利点と限界を多くの医療関係者が“自分事”として認識する契機となった。
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