特集 これではアカンで!こどもの診療—ハマりがちな11のピットフォール
【各論】
—❿こんな時は診たらアカンで!?—小児科への「紹介基準」
児玉 和彦
1
1医療法人明雅会 こだま小児科
キーワード:
日常診療のピットフォール
,
診療能力の限界を知る
,
安心の医療
,
専門家への敬意
,
診療所連携
Keyword:
日常診療のピットフォール
,
診療能力の限界を知る
,
安心の医療
,
専門家への敬意
,
診療所連携
pp.324-329
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202523
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Case
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❶「臀部をアイロンでやけどした」と乳児が受診した。
❷「ボタン電池を飲み込んだ」と乳児が受診したが、自施設ではX線撮影ができない。
❸普段は小児診療をしていないが、「ついでにこどもの発熱も診てください」とお願いされた。
❹幼児の高熱が4日続き、結膜炎があり、リンパ節が腫れている気がする。アデノウイルス迅速検査は陰性だったが、偽陰性ではないかと思っている。
❺風邪で受診した1歳半のこどもが歩行できないことを、親から相談された。
❻嘔吐を主訴に受診した幼児の親が「なんか変だと思うので、小児科に紹介してください」と言っている。
❼こどもの脱水症で点滴治療が必要である。土曜日診療で、現在正午である。
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