血液内科学が得意科目になるシリーズ・21
意外に身近な感染症とは?—HIV感染者の血液悪性腫瘍
萩原 將太郎
1,2,3
1国立国際医療研究センター血液内科診療科
2国立国際医療研究センター輸血室
3国立国際医療研究センター細胞調整管理室
pp.1146-1148
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200420
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日本の新規HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者数は,2008年まで増加の一途をたどり,以後,年間1,000件を超える状態が続いています.また,強力な抗ウイルス療法により,HIV感染者の余命は大幅に延長されました.現在問題になっているのは,HIV感染者における「悪性腫瘍」の増加です.今回は,HIV感染と血液疾患について考えてみましょう.
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