Japanese
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特集 糖尿病の治療―見て,見つめて,見つめなおす
Ⅲ薬物療法の意義と有用性
2)注射薬による治療
GLP-1受容体作動薬の有効性と意義
Efficacy and clinical implications of GLP-1 receptor agonists
石原 寿光
1
1日本大学 医学部内科学系糖尿病代謝内科
キーワード:
①リラグルチド
,
②エキセナチド
,
③グルカゴン
,
④インスリン
Keyword:
①リラグルチド
,
②エキセナチド
,
③グルカゴン
,
④インスリン
pp.528-533
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101236
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Pros
・心筋や血管内皮におけるGLP-1受容体活性化の直接作用が,心血管合併症を抑制する可能性が期待される.
・過剰なインスリン分泌をきたさず,SU薬との併用以外では,低血糖を起こしにくい.
・体重増加をきたさない.
Cons
・β細胞が枯渇した症例には,効果が期待できない.
・長期の安全性が確立していない.
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