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特集 糖尿病診療の死角―フェイルセーフはどこまで可能か
判例から学ぶ糖尿病診療のフェイルセーフ
Failsafe for Medical Examination of Diabetes Gained from Judicial Precedent
井上 清成
1
1井上法律事務所
キーワード:
①糖尿病性ケトアシドーシス
,
②電話での指示
,
③入院後の管理・治療
,
④複数鑑定
,
⑤医療訴訟の流れ
Keyword:
①糖尿病性ケトアシドーシス
,
②電話での指示
,
③入院後の管理・治療
,
④複数鑑定
,
⑤医療訴訟の流れ
pp.513-516
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100863
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医療訴訟において過失の有無は,糖尿病の専門医外の医師が診療した場合でも,専門医の水準をもって判断されてしまう.また,素人たる法律家が行う訴訟では,医学的厳密性ではなく,診療態度や体制のような印象によって結論が左右されかねない.このような医療訴訟に巻き込まれないための備えとして,複雑で不確実な糖尿病への初期対応の体制だけは,少なくとも整備しておきたいものだと思う.
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