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Perspective●展望
高齢者糖尿病の研究の現状
Topics in recent research for aged patients with diabetes mellitus
井藤 英喜
1
1東京都老人医療センター
pp.450-451
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100714
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高齢期には糖尿病が高頻度となる.平成14(2002)年度の厚生労働省糖尿病実態調査では,60歳以上の男性の約20%,女性の約12%が糖尿病であり,推定糖尿病患者740万人中480万人(65%)が60歳以上とされている.
糖尿病患者は非糖尿病例と比較し10年くらい短命といわれてきたが,最近の医学の進歩,とくに糖尿病自体あるいは高血圧や高脂血症などに対する治療の進歩により糖尿病患者でも高齢まで生存する例が多くなってきた.そのことは,高齢期には長期の罹病期間をもつ糖尿病患者が多くなってきていることを意味している.
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