総合外来
唾液腺腫脹では摂食障害も鑑別する
木村 琢磨
1
,
青木 誠
1
,
高木 洲一郎
2
1国立病院東京医療センター総合診療科
2国立病院東京医療センター精神科
pp.878-880
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903102
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◆近年,摂食障害の病像は変化し,拒食のみのタイプよりも過食と嘔吐,下剤乱用を伴うタイプが増加してきている.患者は食行動異常を隠す傾向が強く,体重減少があまり目立たず,無月経のみられない症例も少なくない.唾液腺腫脹は一過性のものを含めると摂食障害の約50%に認められるとされ,この認識は,増加している摂食障害の早期発見に有用と思われる.
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