特集 便秘と下痢
神経・精神疾患患者の便通異常
福土 審
1
,
本郷 道夫
2
1東北大学医学部附属病院心療内科
2東北大学医学部附属病院総合診療部
キーワード:
神経疾患
,
精神疾患
,
便秘
,
消化管運動異常
,
筋層間神経叢
Keyword:
神経疾患
,
精神疾患
,
便秘
,
消化管運動異常
,
筋層間神経叢
pp.214-217
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902675
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Question & Answer
Q:三環系抗うつ薬で治療中のうつ病患者が便秘を主訴として受診した.前医でアントラキノン系下剤のセンノシド48mgを処方されており,連日服用しないと満足できないと訴える.このまま同じ処方を続けてよいか?
A:否.アントラキノン系下剤の大量長期服用は,消化管運動を制御している筋層間神経叢の萎縮を招く危険があるため,好ましくない.他薬に切り替える.
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