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特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
症状
胸痛
Chest Pain
岩崎 義博
1
1小倉記念病院循環器科
pp.130-131
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900736
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- Abstract 文献概要
■"胸痛"を主訴とする患者の中には,初期治療を逸すると直ちに死につながる症例,特に心・血管系疾患が多く存在するため,正確な早期診断が必要である(表1).
■"胸痛"は純然たる痛みであることはむしろ少なく,「圧迫感」,「絞扼感」,「灼熱感」などの総称であり,痛みの「部位」,「起こり方」,「持続」,「放散」,「先行する徴候」などを問診する必要がある.
■"胸痛"に対する診断は,的確な問診,診察および心電図,胸腹部X線写真などの簡単な検査で速やかにつく場合が多い.
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