パソコンを診療に活用しよう・12【最終回】
リレーショナル型データベース・ソフトの選び方
吉本 正博
Masahiro Yoshimoto
pp.354-355
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900416
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パソコンを購入した人が最初に手にする業務用ソフトは,多くの場合ワープロソフトである.そしてその次に利用したいと考えるソフトは,表計算ソフトもしくはデーターベースソフト(以下DBソフト)であるという.医師の場合,実験や研究でたくさんの数字を扱い,統計学的計算をする機会が多いのであれば,表計算ソフトが役に立つであろう.またたくさんのデータを管理したいというのであれば,DBソフトが必需品である.単に文献整理,患者病歴管理などを行うだけであれば,安価で,操作も簡単であるという理由でカード型DBソフトがお薦めかもしれない.
しかし筆者は将来のことを考えると,少々値段ははるが,最初からリレーショナル型DBソフト(以下RDBソフト)を購入することをお薦めしたい.RDBソフトであれば,プログラム簡易言語を利用することで,定型業務用のパッケージソフトに匹敵するようなアプリケーションを作成することも可能となる.
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