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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・19
尿道下裂修復術
One stage hypospadias repair with full-thickness preputial free graft
谷風 三郎
1
Saburo Tanikaze
1
1兵庫県立こども病院泌尿器科
キーワード:
尿道下裂
,
一期的修復術
,
遊離全層皮膚移植
Keyword:
尿道下裂
,
一期的修復術
,
遊離全層皮膚移植
pp.589-596
発行日 2002年7月20日
Published Date 2002/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903580
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尿道下裂修復術には多種多様の手術法が報告されているが,現在一期的に修復することが強く求められ,さらに手術成績の向上,術後の外観をできるだけ正常に近づけるなどさらなるレベルアップを求められているのが現状である。手術法の選択には尿道下裂の程度や手技的な習熟度などが重要となるが,組織の扱いや特殊な縫合技術などは共通したもので,適切な施設でのトレーニングと十分な経験が基本である。本稿では包皮内板の遊離全層皮膚移植(full-thickness free graft of preputial skin)を用いた一期的修復術を取り上げたが,手技的には特殊な技術を必要とせず,基本技術を身につければ,比較的安全に実施できることがメリットである。ただし手術の実際を手術見学やビデオで学習したうえで実施する慎重さは必要である。
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