Japanese
English
綜説
上部尿路結石症の再発予防に対する食事指導の功罪
Clinical Effects of Prophylactic Dietary Treatment on Renal Stones
井口 正典
1
Masanori Iguchi
1
1市立貝塚病院泌尿器科
1Department of Urology, Kaizuka City Hospital
キーワード:
上部尿路結石症
,
生活習慣病
,
食事指導
Keyword:
上部尿路結石症
,
生活習慣病
,
食事指導
pp.293-304
発行日 2001年4月20日
Published Date 2001/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903253
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今日,生活習慣病の予防に食事指導の必要性が強調されている。わが国における上部尿路結石症は,疫学的観点からみて生活習慣病の1つであることはいうまでもなく,近年,食事指導の重要性が認識されつつある。しかし,すべての結石患者に食事指導は有用なのか,換言すれば食事指導だけですべての結石を予防できるのか,具体的にどのような食事指導が結石の再発予防に有用であるのかなど,その内容については十分周知されたとはいい難い。患者に食事指導を行う医師は,患者に伝える何倍もの情報を知っておく必要がある。そこで,本綜説では食事指導に関する内外文献をレビューし,EBMに則って食事指導の意義を具体的に解説した。
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