Japanese
English
特集 泌尿器科領域の救急疾患—診断・治療の新たな展開
前立腺
Prostatic Diseases
岡田 謙一郎
1
,
鈴木 裕志
1
Kenichiro Okada
1
1福井医科大学泌尿器科
キーワード:
尿閉
,
導尿
,
前立腺炎
Keyword:
尿閉
,
導尿
,
前立腺炎
pp.971-974
発行日 1999年11月20日
Published Date 1999/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902787
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
救急医療の対象となる前立腺に基づく病態は,急性尿閉が最多である。導尿を行って尿閉を解除することが急務であるが,カテーテル通過が困難ならば早めに膀胱穿刺を行い,苦痛を緩和したのちに経尿道操作に移るべきである。発熱,排尿痛を訴えるときには急性前立腺炎も考慮する。触診所見や,軽い前立腺マッサージ後の初期尿(VB3)検査により前立腺炎が強く示唆されるときは,第3世代セフェム薬,ニューキノロン剤を投与する。
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.