Japanese
English
特集 泌尿器科領域の救急疾患—診断・治療の新たな展開
腎臓—腎盂腎炎
Management of Pyelonephritis
荒川 創一
1
Souichi Arakawa
1
1神戸大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎盂腎炎
,
尿路閉塞
,
ドレナージ処置
Keyword:
腎盂腎炎
,
尿路閉塞
,
ドレナージ処置
pp.949-953
発行日 1999年11月20日
Published Date 1999/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902783
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腎盂腎炎のうち,急性に発症して救急的な対応が必要な病態を中心に解説を加えた。発熱,腰痛,膿尿というのが腎盂腎炎の主要徴候であるが,基礎疾患の有無を同時に診断して,病態に応じた治療を考える必要がある。複雑性腎盂腎炎で尿路閉塞が強く膿腎症を疑う場合,時機を逸さずにドレナージ処置を施すことが肝要である。また,糖尿病など易感染状況が相侯って起こってくる気腫性腎盂腎炎などでは,速やかな腎摘除術を要することもある。
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