Japanese
English
特集 男性不妊症
精子形成障害の評価法
Quantitative Analysis of Spermatogenesis in Infertile Men
伊藤 直樹
1
Naoki Ito
1
1札幌医科大学医学部泌尿器科学
1Department of Urology, Sapporo Medical University School of Medicine
キーワード:
男性不妊
,
無性子症
Keyword:
男性不妊
,
無性子症
pp.464-470
発行日 1996年6月20日
Published Date 1996/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901833
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男子不妊症例に対して精巣生検を行い精子形成障害を評価する適応は,risk and benefitを考慮すると閉塞性無精子症例に限定されるのが現状である。方法としては後期精子細胞を定量的に評価する。精子形成が正常と考えられるのは1精細管あたりの後期精子細胞数が20個,対Sertoli細胞比で1.7〜2.0程度がひとつの目安となる。また精巣容積,血中卵胞刺激ホルモン値も精子形成障害を予測する上である程度の情報を与えてくれる。
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