Japanese
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講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・19
陰茎(1)
Regional Anatomy for Operative Surgery of Genito-urinary Organs・19 :Penis
佐藤 達夫
1
Tatsuo Sato
1
1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座
1Second Department of Anatomy,Faculty of Medicine Tokyo Medical and Dental University
pp.27-33
発行日 1990年1月20日
Published Date 1990/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900003
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医師たる者,己が診療の対象器官の成り立ちにある程度の知識をもっているべきではなかろうか。構造と機能はもとより,系統発生に通じておれば,その器官を慈しむ気持も増し,また診療の改良にもなんらかの示唆が与えられるかもしれない。尿路であると同時に性器を兼ねた陰茎は,泌尿器科診療の最重要の対象のひとつである。しかも陰茎は体表に露出しており,腎や膀胱,前立腺のように体内にしまわれた器官と異ったインパクトをもった構造物であろう。しかし,その成り立ちにあまり関心が払われていないのは不思議と言うほかはない。ここでは,まず教養として陰茎の成り立ちについて簡単にまとめておきたい。
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