特集 アンチエイジングが泌尿器科診療を斬る!
〈疾患編〉
LOH症候群とアンチエイジング
明比 祐子
1,2
,
柳瀬 敏彦
3
1新古賀病院 糖尿病・甲状腺・内分泌センター
2徳島大学先端酵素学研究所 糖尿病臨床・研究開発センター
3牟田病院 内分泌・糖尿病内科
キーワード:
総テストステロン
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
Keyword:
総テストステロン
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
pp.722-726
発行日 2024年9月20日
Published Date 2024/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208208
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▶ポイント
・内因性テストステロンの生成分泌と肥満および糖尿病との間には,双方向性の関係が成り立つ.
・血中総テストステロン値は太ると低下し,減量すると上昇する.
・テストステロンの低下によりインスリン抵抗性が増大し,糖尿病の発症リスクが高まる.
・高血糖や炎症性サイトカインにより,テストステロンの分泌低下を招くと考えられる.
・男子性腺機能低下症患者へのテストステロンの補充による2型糖尿病の発症抑制効果を検討したランダム化比較試験の結果は,相反する結果が出ており,いまだ統一した見解はない.
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