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特集 前立腺肥大症(BPH)薬物治療のニューノーマル―“とりあえず”ではなくベストな処方を目指して
〈併用療法〉
新たな併用療法
Nobel pharmacological combination therapy for lower urinary tract symptoms/benign prostatic hyperplasia
大塚 篤史
1
,
三宅 秀明
1
Atsushi Otsuka
1
,
Hideaki Miyake
1
1浜松医科大学医学部泌尿器科学講座
キーワード:
前立腺肥大症
,
BPH
,
過活動膀胱
,
OAB
,
併用療法
Keyword:
前立腺肥大症
,
BPH
,
過活動膀胱
,
OAB
,
併用療法
pp.510-513
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207272
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▶ポイント
・過活動膀胱(OAB)を有する前立腺肥大症(BPH)患者の場合,α1遮断薬(ないしPDE5阻害薬),5α還元酵素阻害薬,OAB治療薬(抗コリン薬ないしβ3作動薬)の併用療法が想定される.
・いずれの併用療法もその有効性と安全性が示されているものの,その科学的根拠は十分とはいえない.
・長期にわたる多剤併用療法が患者にとって有益であるか,医療経済的観点も含めて検討すべきである.適切なタイミングでの手術療法への移行を常に念頭に置いて,診療に臨むことが重要である.
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