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特集 高齢患者の泌尿器疾患を診る―転ばぬ先の薬と手術
〈高齢者に対する手術の適応と限界〉
高齢者の尿路結石手術に対する適応と注意点
Indication and precautions for urinary stone surgery in the elderly
高沢 亮治
1
,
早稲田 悠馬
1
,
小林 正貴
1
Ryoji Takazawa
1
,
Yuma Waseda
1
,
Masaki Kobayashi
1
1都立大塚病院泌尿器科・尿路結石センター
キーワード:
尿路結石
,
高齢者
,
尿路感染症
Keyword:
尿路結石
,
高齢者
,
尿路感染症
pp.412-414
発行日 2020年5月20日
Published Date 2020/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206938
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▶ポイント
・尿路結石患者は高齢化が進んでおり,年間罹患率のピークが男性は50歳代,女性は60歳代に推移している.
・高齢者に対する砕石術の治療成績は,非高齢者とおおむね同等である.ただし,高齢者は①女性の比率が高く,②尿路感染率が高く,③心血管系の併存疾患が多いといった特徴がある.
・寝たきり患者の上部尿路結石に対する初期治療はドレナージを要することが多く,その後の砕石術を見越した適切なドレナージ法の選択が肝要である.
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