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特集 いま話題の低活動膀胱―これを読めば丸わかり!
〈疾患各論〉
骨盤内手術後に発症する低活動膀胱(排尿筋低活動)
Underactive bladder (detrusor underactivity) after radical pelvic surgery
本田 正史
1
,
武中 篤
1
Masashi Honda
1
,
Atsushi Takenaka
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
キーワード:
骨盤内手術
,
低活動膀胱
,
排尿筋低活動
Keyword:
骨盤内手術
,
低活動膀胱
,
排尿筋低活動
pp.160-165
発行日 2020年2月20日
Published Date 2020/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206813
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▶ポイント
・骨盤内手術後の低活動膀胱(排尿筋低活動)は子宮癌,直腸癌,前立腺癌,その他の骨盤内良・悪性腫瘍などに対する手術で発症する.
・子宮癌・直腸癌においては神経温存などの機能温存手術が普及してきており,発症頻度は減少傾向であるが現在でも10〜40%に発症していると推察される.
・治療法としては随意的排尿,薬物療法,清潔間欠導尿(CIC)があるが,エビデンスレベルの高い薬物療法はなくCICが中心となる.
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