Japanese
English
特集 LOH症候群診療—最近の進歩
テストステロンと排尿機能
Testosterone and urinary function
木内 寛
1
,
宮川 康
1
,
野々村 祝夫
1
Hiroshi Kiuchi
1
,
Yasushi Miyagawa
1
,
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
キーワード:
テストステロン
,
排尿機能
Keyword:
テストステロン
,
排尿機能
pp.40-45
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205134
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要旨 中高年期では加齢に伴いテストステロンが低下し,その影響は性機能だけでなく,全身に及び,内臓脂肪の増加,睡眠障害,骨減少などを引き起こす。排尿機能も加齢に伴い,その機能障害が起こり,排尿症状,蓄尿症状,排尿後症状が出現し,QOLを低下させる。現在までの研究からテストステロンが下部尿路に何らかの影響がある可能性が示唆されるが,どの程度関与しているかはまだまだよくわかっておらず,不明な点が多い。今後,さらなる臨床試験や基礎実験が望まれる。
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