交見室
下部尿路症状と超音波による膀胱血流の評価
水関 清
1
1社会医療法人函館渡辺病院
pp.174-175
発行日 2014年2月20日
Published Date 2014/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103440
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高齢化社会の進展とともに,排尿障害にまつわる訴えは,増加の一途をたどっている。総合診療外来の場においてもその傾向は明らかで,その適切な鑑別診断と泌尿器科医との連携は,プライマリー・ケアの重要な任務の1つである。
中でも,下部尿路症状(lower urinary tract symptom:LUTS)は遭遇する頻度の高い症候である。排尿筋収縮不全(IC)・排尿筋過活動(DO)・下部尿路閉塞(BOO)などの要因からなるLUTSに対する,総合診療医の立場での診断支援ツールとして有用なのは,国際前立腺症状スコア(IPSS)や過活動膀胱症状質問票(OABSS)などの問診票の活用と,経腹壁的超音波断層法である。
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