知っていると役立つ泌尿器病理・4
症例:40代・女性
清水 道生
1
1埼玉医科大学国際医療センター・病理診断科
pp.531-534
発行日 2012年7月20日
Published Date 2012/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102844
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例:40代・女性
血尿のため来院し,腎癌が指摘され,根治的腎摘除術が施行された。摘出腎では径8cmの明らかな腎癌(図1)とともに矢印の部分に小さな病変がみられ,同部の割面(図2)で1cm大の病変(矢印)が認められた。図3,4は図2の矢印でみられた病変の代表的な組織像である。
1.図2の矢印で示した病変の病理診断は何か。
2.本例のように腫瘍が肉眼的に黄色にみえる場合,組織学的にどのようなものが存在すると考えられるか。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.