Japanese
English
症例報告
Dermal duct tumorの1例
A case of dermal duct tumor
木佐 裕美
1
,
大西 誉光
1
,
渡辺 晋一
1
Hiromi KISA
1
,
Takamitsu OHNISHI
1
,
Shinichi WATANABE
1
1帝京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
dermal duct tumor
,
ケラチン発現
,
免疫組織化学染色
Keyword:
dermal duct tumor
,
ケラチン発現
,
免疫組織化学染色
pp.549-551
発行日 1999年6月1日
Published Date 1999/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902934
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19歳,女性.膝蓋上部に7×6mm大のドーム状小結節が存在.病理組織では真皮内にporoma cellで構成された腫瘍細胞が島嶼状に認められ,胞巣内に管腔構造を有していた.自験例に対し各種の免疫組織化学染色を行い,特にそのケラチン発現パターンを検討したところ,腫瘍の大部分は主に真皮内汗管の外側細胞へ,一部はらせん部付近へ分化し,管腔構造の部分は汗管の管腔細胞,もしくは分泌部腺細胞へ分化していると考えられた.
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