Japanese
English
原著
立毛筋母斑
Arrector Pili Nevus
後藤 一史
1
,
安斎 真一
1
,
東海林 真司
2
,
穂積 豊
1
,
佐藤 紀嗣
1
,
麻生 和雄
1
Kazufumi GOTO
1
,
Shinichi ANZAI
1
,
Shinji TOKAIRIN
2
,
Yutaka HOZUMI
1
,
Noriaki SATO
1
,
Kazuo ASO
1
1山形大学医学部皮膚科学教室
2山形県立河北病院
1Department of Dermatology, Yamagata University School of Medicine
2Department of Dermatology, Yamagata Prefectual Kahoku Hospital
キーワード:
立毛筋母斑
Keyword:
立毛筋母斑
pp.709-714
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900693
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
当科にて経験した立毛筋母斑の6例に電顕的免疫組織学的検討を加え報告するとともに本邦報告例を中心に検討を加えた.その結果,本症は出生時あるいは生後間もなくより認められる有毛性の色素斑を呈することが多いが,様々な臨床像をとり得ることがわかった.また,本症に特徴的な真皮の種々の方向に走行する平混筋束は,免疫組織化学的検討にて立毛筋と同一の性状を示すことが確認され,本症の呼称を立毛筋母斑とするのが適切であると考えた.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.