連載 Clinical Exercise・188
Q考えられる疾患は何か?
玉木 毅
1
1国立国際医療研究センター病院皮膚科
pp.289-290
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206930
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■症 例■
患 者:21歳,女性
家族歴・既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:X年9月,東アフリカ・ウガンダに13日間滞在した.滞在中,素足にサンダルで過ごすこともあった.滞在最終日,右第Ⅰ趾に瘙痒感,疼痛を自覚したがすぐに症状は消失したため放置していた.帰国から10日後,右第Ⅰ趾爪郭の疼痛,皮疹に気づき受診した.
現 症:右第I趾爪郭に径5 mm大の緊満性の小結節が1か所みられた.表面は平滑,黄白色調で粟粒大の黒色点が透見された.境界は明瞭で,周囲に軽度発赤を認めた(図1).
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