Japanese
English
原著
Lentigo Maligna Melanomaの2例
Two Cases of Lentigo Maligna Melanoma
佐藤 千鶴
1
,
小林 まさ子
1
Chizuru SATO
1
,
Masako KOBAYASHI
1
1千葉大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Chiba University School of Medicine
pp.991-994
発行日 1984年10月1日
Published Date 1984/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203141
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
68歳,78歳の女性.どちらも数年前より顔面に自覚症状のない褐色斑があり,その後徐々に増大し,隆起ないし浸潤を伴う黒色斑が出現した.組織学的には,色素斑部では明るい大きな胞体をもった楕円形の細胞を基底層に認め,一部で胞巣を形成,腫瘤部ないし黒色斑部では基底層から真皮に及ぶ紡錘形の腫瘍細胞の増殖を認めた.両者共にlentigomaligna melanoma, level IVと診断した.また,顔面に発生したLMMの過去の報告例に自験例を加えた22例に関して,若干の文献的考察を行なった.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.