Japanese
English
原著
Generalized Morpheaの2例
Two Cases of Generalized Morphea
片岡 和洋
1
,
島本 順子
1
,
水野 正晴
1
,
高路 修
1
,
高橋 博之
1
,
池田 早苗
1
,
山本 昇壯
1
Kazuhiro KATAOKA
1
,
Yoriko SHIMAMOTO
1
,
Masaharu MIZUNO
1
,
Osamu KOHRO
1
,
Hiroyuki TAKAHASHI
1
,
Sanae IKEDA
1
,
Shoso YAMAMOTO
1
1広島大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hiroshima University School of Medicine
pp.235-239
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203004
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Generalized morpheaの2例について主として,血清学的,免疫組織学的検討をおこなった.皮疹は,症例1では白色硬化局面が,症例2では褐色硬化局面が多発している.組織学的には両者とも硝子化した膠原線維の増生が認められた.免疫組織学的には2症例とも表皮細胞核へのIgG沈着,皮膚基底膜部へのIgM沈着がみられた.免疫血清学的検査においては2症例とも抗核抗体陽性(homogenous pattern),抗DNA抗体陽性,LE test陽性,C3, C4低値と同様所見が得られ,SLE類似の所見を呈しているが,免疫組織学的には,SLEのそれとは異なる所見が得られた.
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