Japanese
English
原著
Aquired Lymphangiomaの1例
A CASE REPORT OF AQUIRED LYMPHANGIOMA
南光 弘子
1
,
池田 重雄
1
Hiroko NANKOH
1
,
Shigeo IKEDA
1
1東京大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.207-210
発行日 1976年3月1日
Published Date 1976/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201562
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64歳,女子.子宮頸癌第Ⅳ期の診断でテレコバルト照射し,その後,約6年経て外陰部に両側性にリンパ管腫様皮疹を多発してきた1例を報告し,考察した.特に,この成因が放射線照射によるリンパ循環障碍から結果した末梢リンパ管の拡張によるものて脈管の増生は腫瘍性というよりは反応性の増殖と解した.また,慢性リンパ浮腫の存在が自験例の様な皮膚症状以外に,リンパ肉腫を新生する可能性のあることから,長期にわたる経過観察の必要性についても言及した.
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