Japanese
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綜説
皮膚筋炎とウイルス様封入体
DERMATOMYOSITIS AND VIRUS-LIKE INCLUSIONS
佐藤 猛
1
Takeshi SATO
1
1新潟大学脳研・神経病理学部門
1Department of Neuropathology, Brain Research Institute, Niigata University
pp.805-812
発行日 1974年12月1日
Published Date 1974/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201366
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皮膚筋炎は骨格筋および皮膚の急性あるいは慢性の炎症性疾患であり,一般に膠原病の範疇に入れられている.しかし,1967年Chou1,2)および1969年著者ら3)により多発性筋炎患者の罹患筋内にウイルス様封入体が発見されてから,現在までに12例の報告があり4〜12),皮膚筋炎の成因におけるウイルスの役割が問題になつている.
本稿では皮膚筋炎と多発性筋炎の臨床と病理の概要に続いてウイルス様封入体の特徴,さらに膠原病とウイルスとの関係について述べる.
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