Japanese
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特集 小児の皮膚疾患
小児のウイルス性皮膚疾患
CUTANEOUS DISEASES OF VIRUS INFECTION IN CHILDREN
西脇 宗一
1
Munekazu NISHIWAKI
1
1関東中央病院皮膚科
pp.1323-1332
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200909
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ウイルスによる発疹を伴う急性感染症および種痘疹は別項に述べられているので,ここでは単純性疱疹(Kaposi水痘様発疹症を含め),帯状疱疹,疣贅,伝染性軟属腫について述べる。
以上のうち帯状疱疹はHerpesvirus varicel-lae (varicella-zostervirus)によつて起こるが,このウイルスの初感染病変は水痘であり,のちにこのウイルスの再感染または再発が帯状疱疹として現われるので,小児における帯状疱疹の発生頻度は低い。これに対して単純性疱疹,疣贅,伝染性軟属腫は小児に多い疾患で,とくに単純性疱疹の初感染病変は全身症状を伴い症状が激しいので,小児疾患のうちでも重要なものの一つである。以下各疾患別に述べる。
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