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Dermoscopy Specialistへの道Q&A(第1回)
斎田 俊明
1
,
宮嵜 敦
1
1信州大学医学部皮膚科
pp.297-299
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100473
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Qどんなダーモスコピー所見が認められますか?
診断は何でしょう
臨床情報
58歳,男性.約半年前,背中に黒色病変が生じているのに家族が気付いた.1か月ほど前に少し出血したので,それ以来,時々絆創膏を貼っている.
右中背部に大きさ11×9×1.5mmの灰黒色調結節が存在する(図2).境界明瞭だが,多少角張った形状を呈する.表面は乳頭状に一部凹凸を示し,軽度角化性のようだが,絆創膏貼付のためか,やや浸軟したようにみえる.結節表面の左下方部には痂皮が付着している.
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