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特集 必携! 救急対応・手技マニュアル
喉頭外傷—保存的治療,気管切開の見極め
Airway management of acute blunt laryngeal trauma
宇野 光祐
1
Kosuke Uno
1
1防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座
キーワード:
喉頭損傷
,
鈍的損傷
,
気管切開術
Keyword:
喉頭損傷
,
鈍的損傷
,
気管切開術
pp.1039-1042
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203843
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POINT
●喉頭外傷は外損傷と内損傷からなり,外損傷には鋭的損傷と鈍的損傷がある。
●鈍的損傷において広範な頸部気腫,喘鳴を伴う呼吸困難,重度の吐血や喀血がみられれば,気道確保をすべきである。SpO2の数値にとらわれてはいけない。
●気道確保は気管切開術を第一選択として可及的低位で行う。
●受傷後2日以内は呼吸困難をきたす可能性があり,慎重に経過観察する。
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