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特集 嚥下障害の手術を極める! プロに学ぶコツとトラブルシューティング〔特別付録Web動画〕
《術後のトラブルシューティング》
術後非改善例への対応
Dealing with patients with no improvement after surgery for swallowing function
佐藤 文彦
1
,
千年 俊一
1
Fumihiko Sato
1
,
Shun-ichi Chitose
1
1久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
咽頭期嚥下障害
,
嚥下機能改善手術
,
段階手術
,
誤嚥防止手術
Keyword:
咽頭期嚥下障害
,
嚥下機能改善手術
,
段階手術
,
誤嚥防止手術
pp.1026-1030
発行日 2023年11月20日
Published Date 2023/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203522
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POINT
●嚥下機能改善手術は,咽頭期嚥下障害に対して行われ,経口摂取回復に有効な手段であるが,嚥下機能改善手術で効果が得られなかった症例もしばしば経験する。
●嚥下機能改善手術後に効果が得られない場合は,段階手術,誤嚥防止手術,リハビリテーション継続や内容変更のいずれかを選択することになる。
●高度の咽喉頭機能障害でも,障害部位と程度を検討し,段階手術を行うことは有用である。
●複数回の段階手術で効果が得られず,嚥下性肺炎のリスクが高い症例では,誤嚥防止手術の必要性の見極めも重要である。
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