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特集 嚥下障害の手術を極める! プロに学ぶコツとトラブルシューティング〔特別付録Web動画〕
《誤嚥防止手術》
声門閉鎖術
Laryngeal closure
古川 竜也
1
Tatsuya Furukawa
1
1神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
誤嚥防止手術
,
声門閉鎖術
,
縫合不全
,
気管孔狭窄
Keyword:
誤嚥防止手術
,
声門閉鎖術
,
縫合不全
,
気管孔狭窄
pp.1006-1010
発行日 2023年11月20日
Published Date 2023/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203518
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POINT
●一般に誤嚥防止手術を受ける患者は栄養状態や全身状態が悪化していることが多く,外科治療後の合併症が起こりやすい状態であるうえに,再手術など合併症への治療も重い負担となる。
●誤嚥防止手術はすべての術式で咽頭または喉頭の粘膜縫合を要するが,この部分に誤嚥物(術後は主に唾液)が貯留する構造になっている。
●最も重要な合併症は縫合不全と気管孔狭窄であるが,誤嚥防止手術のうち鹿野らが発表した声門閉鎖術は,これらのリスクを低くできるよう開発された方法である。
●当科ではさらに少しでもリスクを軽減するよう術式を少しずつ改変している。
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