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特集 ウイルス感染症に強くなる!—予防・診断・治療のポイント
《総論》
ワクチンの基礎知識—現状と今後の展望
Basic knowledge of vaccination: current status and future scope
金井 信一郎
1
Shinichiro Kanai
1
1信州大学医学部附属病院感染制御室
キーワード:
定期接種
,
渡航前ワクチン
,
同時接種
,
筋肉内注射
,
新規モダリティワクチン
Keyword:
定期接種
,
渡航前ワクチン
,
同時接種
,
筋肉内注射
,
新規モダリティワクチン
pp.616-620
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203085
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POINT
●ワクチン接種(予防接種)の主な目的は感染予防,発症予防,重症化予防,感染症のまん延予防で,ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐことが重要である。
●日本では新型コロナワクチンを除いて,複数のワクチンの同時接種が可能で,接種間隔の規定も注射生ワクチンと注射生ワクチン以外ではなくなっている。
●おたふくかぜワクチンの定期接種化と,ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的勧奨再開後のキャッチアップも含めた接種の推進が望まれる。
●新規モダリティのワクチンとして,mRNAワクチン,DNAワクチン,ウイルスベクターワクチンも実用化されており,新型コロナワクチン以外での開発も期待される。
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