Japanese
English
特集② 知っておきたい眼科疾患の知識
眼窩腫瘍
Orbital tumor
金子 博行
1,2,3
,
溝田 淳
1
Hiroyuki Kaneko
1,2,3
,
Atsushi Mizota
1
1帝京大学医学部眼科学講座
2帝京大学医療技術学部視能矯正学科
3かねこ眼科
pp.169-173
発行日 2018年2月20日
Published Date 2018/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201511
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Point
●眼球の偏位の方向によって,原因となる腫瘤の存在部位が予測できる。
●眼窩腫瘍では画像診断が必須であり,CT・MRTの両方を行うことが望ましい。転移が疑われる場合には,PETも行う。
●副鼻腔囊腫の多くは眼球運動障害は軽度であり,視神経障害が認められれば画像検査を行い,副鼻腔疾患に続発するものでないことを確認する。
●鼻副鼻腔悪性腫瘍の治療の基本は観血的腫瘍全摘出術であるが,形成外科的再建を要することが多く,関連診療科と十分協議したうえで患者1人ひとりにあった治療を行う。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.