Japanese
English
特集① アレルギー用薬の上手な使い方
≪アレルギー用薬を処方する際のポイント≫
喉頭アレルギーへの薬物治療
Treatment of laryngeal allergy
阪本 浩一
1
Hirokazu Sakamoto
1
1兵庫県立加古川医療センター耳鼻咽喉科
pp.238-244
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102758
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●喉頭アレルギーは,喉頭のⅠ型慢性アレルギー疾患であり,原因抗原により季節性,通年性に分類され,それぞれ,診断基準が提唱されている。
●喉頭アレルギーの鑑別診断として,胃食道酸逆流症(GERD),後鼻漏症候群が重要である。
●喉頭アレルギーの治療として,ヒスタミンH1拮抗薬が有効である。吸入ステロイド薬も有効であるが,咳喘息などの呼吸器疾患との鑑別を十分につけてから使用する必要がある。
●後鼻漏の合併,特に,鼻アレルギーとの合併時に点鼻ステロイドの併用が有用である。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.