特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅰ 救急・急変対応の心得
救急・急変対応の際のチーム医療のポイント
小川 郁
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科
pp.10-12
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102439
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Point
◆救急・急変対応は診療所,市中病院,救命救急センターなどの各医療施設で異なるが,扱う疾患が重症であればあるほどマンパワーが必要となる。
◆救急隊などからの救急搬送依頼の連絡や患者本人からの連絡から,あらかじめ可及的多くの情報を得ておき,その情報から緊急度や重症度を推測し,事前に必要なマンパワーの確保や診療機器や検査機器の準備,治療に必要な物品の確保を行うことが重要である。
◆特にマンパワーの確保およびその指令体制の準備は重要であり,チーム医療が効果的に機能するように日頃から救急診療体制を構築しておく必要がある。
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