Japanese
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症候群事典 D
Dubowitz syndrome
Dubowitz syndrome
金 隆澤
1
,
池田 勝久
2
1多摩南部地域病院耳鼻咽喉科
2順天堂大学医学部耳鼻咽喉科
pp.97
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100324
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定義・概念
Dubowitz syndromeは1965年にDubowitz1)が子宮内発育不全,低身長,小頭症,顔貌異常,皮膚湿疹,軽度の精神発達遅滞のある生後13か月女児と,子宮内発育不全と皮膚性合趾症を呈し生後3か月で死亡した姉を最初に報告し,これが症候群と認められ,以後,報告が相次いだ。現在では,先天性多発性奇形,精神発達遅滞,成長障害を主訴に湿疹などのアレルギー性疾患に罹患しやすい免疫異常と,血液リンパ系疾患の罹患傾向を持つ症候群と定義されている。1987年に近藤ら2)は,初めて日本人症例を報告した。また,1996年に塚原ら3)は,文献よりの105例と36の自験例の合計141例について詳細な分析を行った。
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