眼科の控室
因幡の白兎
pp.58
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904712
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患者さんに病状を説明するとき,難しいことをゴチャゴチャいうよりは,たとえ話を使うとスッキリ意味が通じるものです。
「梅雨の時期の晴れ間」というのがあります。現在はたまたま天気が良くても,すぐにまた雨になるという意味です。これは糖尿病網膜症で,硝子体出血が繰り返して起こっている場合に,眼底の状況などから,再発が必至であると予想されるときに使います。最終予後が悪いので,少しでも病状が軽い今のうちに硝子体手術を勧める場合に有効です。
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