特集 白内障手術 Controversy '93
巻頭言
白内障手術雑感
馬嶋 昭生
1
1名古屋市立大学眼科学教室
pp.7-12
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901854
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雑誌の巻頭言といえば,その道の先駆者か現時点での第一人者によって書かれるのが通例である。しかし,本誌はその題名が示すように,一般の成書とはいささか趣を異にするので,白内障手術を最も得意とする眼科臨床医ではなく,教育・研究・診療の場にあって白内障の手術も行っている筆者にその役がめぐってきたものと推察する。このような観点から,「白内障手術controversy」という名をかりて,筆者が現在行っている手術に到達した経過,新しい手術の確立と普及の条件,術式の選択,術後結果の正しい評価について日頃感じていることを率直に述べてみたい。
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