増刊号 6年前の常識は現在の非常識!—AI時代へ向かう今日の眼科医へ
Ⅸ.外眼部・神経眼科・腫瘍など
涙囊移動術(結膜涙囊吻合術)
嘉鳥 信忠
1
1大浜第一病院眼形成眼窩外科
pp.298-302
発行日 2024年10月30日
Published Date 2024/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215370
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以前の常識
・難治性涙小管閉塞のスタンダードな治療法は,Jones tubeを用いた結膜鼻腔吻合術である.
現在の常識
・Jones tubeなどのデバイスを用いない術式,涙囊移動術が存在する.
・涙囊移動術とは涙小管完全閉塞に対して結膜と涙囊を直接吻合する術式である.
・Jones法(ガラス製のJones tubeをデバイスとする結膜涙囊鼻腔吻合術)に比べると導涙効果は劣るが,術後管理は基本的に不要で,合併症がほぼないため患者満足度が高い.
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