Japanese
English
連載 Clinical Challenge・30
抗ヘルペス治療が奏効しない角膜炎
A case of keratitis not responding to anti-herpetic therapy
堀田 芙美香
1
Fumika Hotta
1
1近畿大学医学部眼科学教室
pp.1187-1189
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214489
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症例
患者:61歳,女性
主訴:左眼の眼痛,視力低下
既往歴:頻回交換型ソフトコンタクトレンズ(SCL)を使用していた。
現病歴:数日前から左眼に眼痛があり,近医を受診した。角膜ヘルペス(herpes simplex keratitis:HSK)の診断のもと,アシクロビル眼軟膏とレボフロキサシン点眼(それぞれ1日4回)で加療されたが改善しないため,0.02%フルオロメトロン点眼が追加された。その後,症状はいったん改善したが,再び悪化したため,近医での治療開始から1か月の時点で当院に転医した。
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